3Dプリンターの製造現場での利用
3Dプリンターは、多くは製品開発時のデザインモックアップや機能検証に使われていますが、工場での製造現場にも利用シーンがありますのでご紹介します。
製造現場での利用シーン例
- 組立工程
- 梱包/搬送工程
- 検査工程
例えば、組立工程では作業者が正しく効率よく部品を組み立てる際に組立治具や固定治具、位置決め治具を使用します。
治具はアルミなどの金属材料を切削するのが一般的ですが、3Dプリンターでも治具を製作することができます。
ここでは、従来工法と比べて、3Dプリンターでの治具作成のメリットを紹介いたします。
3Dプリンターで高速治具作成プロセス
従来工法のプロセス
この工程を3Dプリンターで治具作成をすると・・・
3Dプリンター工法のプロセス
3Dプリンター治具作成は
モデルDRの段階で最適な治具形状の意思決定を高速化。
さらにCAM設計工程を省略可能に!
モデルDRの段階で最適な治具形状の意思決定を高速化。
さらにCAM設計工程を省略可能に!
3Dプリンターで低コスト治具作成
時間工数削減
CNCの場合の主な作業
- CAM設計
- 標準部品調達
- ブロック材から切り出し
- マシンの準備
- 各種仕上げ/バリ取り
- 清掃
3Dプリンターの場合の主な作業
- 造形準備(ソフト&本体)
- モデルの取り出し
- サポート除去
3Dプリンターで作業工数がおよそ1/3になります。
アルミ材の切り出しに比べ、材料コストはおよそ1/10に!
アルミ材の切り出しに比べ、材料コストはおよそ1/10に!