XYZプリンティング 3Dプリンター

おうちで学べるデジタルものづくり

わたしたちの生活とものづくり

わたしたちの身の回りにはたくさんの物があふれています。家、学校、町の中と見渡してみるとたくさんの物に囲まれています。これらの物はものづくりと言われる工業によって作られています。
実際に身の回りにはどんな物があるでしょうか。

  • 家電製品(テレビ・カメラ・携帯電話・パソコン・冷蔵庫、エアコン・レンジ)
  • 乗り物(車・トラック・電車・バイク・自転車・車いす)
  • 家具(テーブル・椅子・ソファ・テレビ台)
  • 日用製品(歯ブラシ・洗剤・トイレットペーパー・ハンドソープ・シャンプー)
  • 楽器(ピアノ・ギター・ドラム・笛・ピアニカ・太鼓)
  • 衣料品(Tシャツ・ズボン・ワンピース・帽子・制服・体操着・靴下)
身の回りの物

Q.わたしたちの身の回りにあるたくさんの物はどうやってできているのでしょうか?

A.身の回りにある工業製品の開発は次の工程で行われます。

工業製品の開発工程 工業製品の開発工程

企画が始まって早いもので1か月、長いものは数年かけて私たちの手元にやってきます。

3Dアウターマスクとは...

弊社イグアスが開発した「3Dアウターマスク」は何度でも繰り返し利用可能なマスクです。
3Dアウターマスク」は、3Dスキャナー・3DCAD・3Dプリンターなどの最新のデジタルツールを駆使して開発しました。
今回はこの「3Dアウターマスク」の開発から販売までの過程からものづくりの流れを学びましょう。

3Dアウターマスク

マスクができるまで(企画~スキャナーを使った設計)

どんなマスクをつくるのか企画から始まります。企画が決まったら設計がスタートします。動画『3Dアウターマスクの試作品ができるまで!』に企画から試作までの流れをさらに詳しく説明しています。

企画~スキャナーを使った設計 企画~スキャナーを使った設計

デジタルツール①:3Dスキャナーって?』を見てみよう。

マスクができるまで(3DCADを使った設計)

3Dスキャナーでスキャンした形をもとに3DCADでマスクの設計をおこないます。

3DCADを使った設計 3DCADを使った設計

デジタルツール②:3DCADって?』を見てみよう。

マスクができるまで(3Dプリンターを使った試作)

マスクの設計が終わったら、形や大きさを確認するために3Dプリンターで試作をします。

3Dプリンターを使った試作 3Dプリンターを使った試作

3Dプリンターにはたくさんの種類のプリンターがあります。デジタルツール③:3Dプリンターを学ぼう!』を見てみよう。

マスクができるまで(装着テスト)

3Dプリンターで試作したマスクを実際に装着してテストを行います。

装着テスト 装着テスト

マスクができるまで(設計変更)

何回も何回もテストして設計を変更してマスクの形が決まります。

設計変更 設計変更

マスクができるまで(飛沫テスト)

実際に「くしゃみの飛沫」 を防止できるのか微粒子可視化システムを使ってテストします。
テストの結果、飛沫飛散の抑止に役立つことが分かりました。これで最終のテストは完了です。

飛沫テスト 飛沫テスト

マスクの量産(大量生産)

大量生産するためには金属で作った金型と言われる型を作成します。
型に溶けた樹脂を流し込みマスクを作ります。射出成型と言われる生産方法です。

大量生産 大量生産

マスクのパッケージ

マスクの販売に必要なひもやインナーをマスクと一緒にパッケージします。

パッケージ パッケージ

マスクの販売

現在弊社HPでマスクを販売しています。注文が来たらすぐに配送されます。
こまで来てようやく必要な方の手元にマスクが届きます。

マスクの販売 マスクの販売

マスクの開発工程でした!

オリジナルマスクを作ろう!

3Dアウターマスクにデコレーションしてオリジナルマスクを作りましょう。
自由にデコレーションパーツを配置して接着剤でつけましょう。

【用意するもの】 100均などで売っているデコレーションパーツ, 接着剤, ピンセット

デコレーションしたオリジナルの3Dアウターマスク

補足:デジタルツールの解説

デジタルツール①:3Dスキャナーって?

3Dスキャナーは実際にある形を光で測定しコンピューターの中に形を取り込むものです。

3Dスキャナー

デジタルツール②:3DCADって?

普通のプリンターで印刷をするときに絵のデータが必要なように、3Dプリンターで形を作るときは3Dの設計データが必要です。この設計データは3DCADを使って作ります。

画像データと3Dの設計データ 画像データと3Dの設計データ

3DCAD(3次元のComputer Aided Design)は、パソコン画面上で図面や形状を作成するためのソフトウェアです。

3DCAD ソフトウェア

デジタルツール③:3Dプリンターを学ぼう!

簡単に言うと・・・立体の形を作ることができるプリンターです。

3Dプリンターと造形サンプル

3Dプリンターで一番一般的な方式をFFF方式(熱溶解積層方式)といいます。
FFF方式では、プラスティックの樹脂を溶かして、ヘッドから吹き出し、一層一層積み上げて形を作っていきます。

FFF方式(熱溶解積層方式) FFF方式(熱溶解積層方式)

3Dプリンターには様々な方式があるのを知ってますか?
液体に紫外線をあてて積み上げたり、材料の粉にレーザーを照射して積み上げたり、様々な方法で形を作っていきます。

【様々な3Dプリンタの造形方式】

様々な3Dプリンタの造形方式 様々な3Dプリンタの造形方式

3Dプリンターは工業・自動車、航空宇宙、日用品、建築・医療分野など様々な分野で使われます。
また、最近では食べ物や住宅を作れる3Dプリンターも登場しています。

造形サンプル 造形サンプル

資料ダウンロード

おうちで学べるデジタルものづくり

pdf(1.99 MB) 更新日:2020/08/03 ダウンロード

補足:デジタルツールの解説

pdf(1.32 MB) 更新日:2020/08/03 ダウンロード

動画で学ぼう!

【3Dアウターマスクの試作品ができるまで!】

【3Dソリューションセンターを動画で見学しよう!】

【造形方式を動画で学ぼう!】